上川選手の判定について

東京で行われた世界柔道選手権大会最終日、無差別決勝戦の上川とリネール(フランス)の「判定」について、その後、カザフスタンで開催されたワールドカップ、モロッコで開催された世界ジュニア柔道選手権大会でIJF審判理事バルコス氏が審判員に対して決勝戦の様子を解説していたのでその一部を報告したい。

あの決勝戦は大変興味ある内容であった。
5分間の通常時間と3分間のゴールデンスコアで2(白:上川)対1(青:リネール)の
判定になった。
最初の5分間で上川に積極性に欠けると判断されて「指導」が1回与えられた。上川に2回目の「指導」が与えられたら当然(「有効」となって)試合は終了している。
しかし、2回目はなく、ゴールデンスコアに入って上川は3度リネールを宙に浮かす技を出して攻撃した。
このような場合、「指導1」は残っていたが、具体的に柔道の技で攻撃し、3度相手が大きく宙に浮いた動作はまさに柔道の技であり優勢勝ちの条件を満たしていた。
また、決勝戦の審判員3人のうち、ヨーロッパから2人(主審:ドイツ、副審:スペイン)オセアニアから1人(ニュージーランド)があたっており上川には決して有利とは思えない配置であったことを考えても上川の勝ちは順当であり納得できる。
ゴールデンスコアに入った場合は「指導1」があったとしても8分間で総合的に柔道で勝っている選手が勝利すべきだ。
このことは審判員がもっとも重要なこととして頭において欲しい。
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by kawaguchidojo | 2010-11-08 00:16


川口孝夫


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