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IJF審判規定決定版(2014-2016)

審判員(主審と副審)
2名の選手とは異なる国籍の3名の審判員で各試合を裁く。試合場には無線機を装着した1名の審判員があり、2名の審判員が試合場近くに設置されているケアシステムのあるテーブルに座り主審をアシストする。審判のローテーションシステムは、中立であることが保証されている状態で実施される。IJFジュリーは、誤りを訂正する必要がある時にだけ介入する。審判員の判定に対して、IJFジュリーによって介入、そして変更される場合は、例外的な事情の時に限る。IJFジュリーは、彼らが必要だと思われる時に限り介入をする。
IJFジュリーは、審判員と同じく、試合場にいる選手とは異なる国籍の者が行わなければならない。コーチが抗議をする手順はない。ただし、彼らがIJFジュリーテーブルに行って最終的判断、変更がなされた理由を見ることはできる。

テクニック(技)の価値
「一本」にもっと価値を与える。背中が畳につく際に本当のインパクトがある場合にのみその技を一本とみなす。倒れた時に巻き込まれて本当のインパクトがない場合は一本とは考えない。

「有効」
選手が相手をコントロールして投げて体の上部側面が着地した場合は「有効」とする。

ブリッジの姿勢での着地
ブリッジの姿勢で着地した場合はすべて「一本」とみなされる。選手が相手の技からブリッジを使って逃げることがないよう、そして頸椎に対する危険性をなくすために、選手の安全を考慮してこの決定がなされた。

罰則
1つの試合において、3つの「指導」があり、4つ目の「指導」は「反則負け」となる。(すなわち、3回の警告後、失格処分となる。)
「指導」は相手の選手にポイントを与えない。技によるスコアのみがポイントとしてスコアボードに表示される。試合の最後にスコアが同等の場合、「指導」が少ない選手が勝者となる。
スコアも「指導」も同等の場合、時間無制限のゴールデンスコアへ続くが、最初に「指導」を受けた選手が敗者となる。または、最初に技によるスコアを得た選手が勝者となる。
「指導」を与える場合、選手はその場で与えられる。両選手は通常の開始場所にいなくても良い。(待て―指導―はじめ)。ただし、選手が試合場を去らなければならない指導(4回目)は対象外とする。
4回目の指導は開始線部分に選手が戻ってから与えること。
以下の場合、「指導」の罰則が与えられる
①両手を使って相手の組み手を切る行為には指導が与えられる。
②組まれるのを防ぐために、柔道衣の端(襟)をかくすこと。
③クロスグリップの場合は直ちに攻撃しなければならない。帯を掴んだ場合、及び片襟のみを組んだ場合も同じルール。
④素早く組まない、または相手に組まれないような行為を行った選手は、審判によって厳格に指導が与えられる。ある選手が、組み手争いの中で2回組み手を切った後、3回目に切った場合は「指導」が与えられる。
⑤袖をピストルグリップ、ポケットグリップした場合は、直ちに攻撃しないと指導を与える。
⑥相手の選手に抱きついて投げる行為には指導が与えられる(ベアーハグ)。選手が、少なくとも片手で組んでいるときは指導を与えられるケースではない。
⑦腰を曲げた状態で、片手、もしくは両手で相手を押している場合、直ちに攻撃しない場合はブロックしている姿勢とみなし指導が与えられる。
⑧組むのを避ける、もしくは攻撃されるのを防ぐためだけに相手の手首や手を持っている場合は指導が与えられる。
⑨偽装攻撃には指導が与えられる。偽装攻撃の定義とは以下の通りである。
イ.取が投げる意思のない技を施す。
ロ.取が、組んでない状態で技を施す。もしくは技を施してすぐに手を離す。
ハ.取が、受のバランスを崩すことなく、一つの技、もしくは連続技を施す。
ニ.取が、攻撃されるのを防ぐために、受けの脚の間に自分の脚を入れる。
⑩片足が試合場の外にあり直ちに攻撃を施さない場合、もしくは試合場内に直ちに戻ってこない場合は、指導が与えられる。両足が場外に出た場合は指導とする。相手によって、押されて試合場の外に出た場合は、相手に指導が与えられる。
(選手が、有効な場所から攻撃を施した場合は、試合場から出ても指導は与えられない。)

以下の場合、「反則負け」の罰則が与えられる
立ち技の際、片手、または両手、もしくは片腕、または両腕を使って相手の帯から下を攻撃する、またはブロックする全ての行為は反則負けとなる。脚を掴んでいいのは、両選手が立ち技からクリアに寝技の姿勢になった場合のみである。

抑え込み、関節技、絞め技
①抑え込みが場内で宣告された場合は、試合場から両選手が出ても抑え込みは継続される。
②抑え込みのスコアは、有効10秒、技有15秒、一本20秒とする。
③投技が場外で決まって、そのまま場外で直ちに一人の選手が抑え込み、絞技、関節技を施した場合、それらの技は効力があるとみなされる。寝技の時に、受が反撃をして上記の寝技のテクニックを施した場合、それが継続的で(動きが)連動している場合は効力を認める。
④関節技と絞技が試合場内で始まり、相手の選手に対してその効果が認められる時、選手が場外に出てもそのまま続行される。
抑え込み
抑え込んでいる試合者は、その身体が「袈裟」又は「四方」又は「裏」の体勢、すなわち「袈裟固」あるいは「上四方固」、「裏固」のような形にならなければならない。
※裏ポジションは、これから有効とする。

第27条
13)と17)について厳しく取り締まられる。
絞技は自身、もしくは相手のベルトや上衣の裾、指だけを使用しての絞技は許されない。
13)帯の端や上衣の裾を、相手の身体のどの部分にでも巻きつけること。(IJFは14項)
17)柔道衣の上衣の裾又は帯を使って、あるいは直接指で絞技を施すこと。(IJFは18項)

カデーU18
カデの選手が関節技を施すことを許可する。
カデの選手が、絞技によって意識を失った場合、その選手はその大会は試合をすることはできない。この年代の選手に多くの試合をさせる機会を与える為に、ダブルレペチャージ、もしくはその他のシステムを適用する。


畳に上がる際、(二名の)選手は同時に試合場入り口に歩いて行き、お互いに同時に礼をする。
試合開始前に選手は握手をしてはいけない。
選手が試合場を降りるとき、選手は柔道衣をきちんと着用していなければならない。試合会場を出て行く時に、いかなる柔道衣の部分もあるいは帯も脱いではいけない。

試合時間
ゴールデンスコアの時間制限はなし。(判定は取りやめ)
シニア男子―5分
シニア女子―4分
ジュニア・カデー変更なし

前日計量
シニア並びにジュニアの公式計量は、試合の前日に行われる。
ランダムに選出した選手に対して、公式計量と同じ方法で大会当日朝の初戦の前に体重チェックを行う。選手の体重が、階級の公式体重上限より5%以上であってはいけない。例えば100キロ級の選手は、柔道衣なしの状態で105キロが最大の体重である。(改訂される可能性あり)
カデの計量に関しては、大会当日の朝に行う。
団体戦の計量については、大会の前日に行う。個人戦に出場していない選手は、自身の階級体重内であること。個人戦に出場した選手に関しては2キロまで許容範囲とする。

柔道衣
柔道衣サイズの計測システムについて、より正確な測定手順を行うこととする。

審判ランキング
審判員に関して、3つの異なるレベルのグループ(1グループ20名)を定期的に更新していく。
審判ランキングは、2013年グランプリ・アブダビの後から開始し、IJFページに公表する。
審判員に関する公式な言語は英語とする。ただし、フランス語とスペイン語(IJF公式言語)はIJFによって定義された事情の場合は使用することができる。

カデとジュニアのランキング
2014年1月1日よりカデとジュニアの世界ランキングも創設し、それらはIJFカデ選手権やジュニア選手権などのシードに採用される。
次回の世界カデ選手権は、2015年に開催され団体戦も行われる。

ドーピング
ドーピング違反のため失格になった選手は、その順位とメダルがはく奪される。新しい順位については、可能な限りIJFによって決定される。

情報IJFは、新ルールの説明と明確にするため審判・コーチング国際セミナーを3回開催する。
ヨーロッパ:スペイン(マラガ) 2014年1月10日、11日
アジア:UAE(アブダビ)   2014年1月24日、25日
パンナム:コロンビア(カルタヘナ)2014年1月17日、18日
IJFは各国から審判員1名、コーチ1名の宿泊と食事代を負担する。旅費は、参加者によって負担される。上記の人数以上の者が参加する場合は、自己負担となる。
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by kawaguchidojo | 2013-11-27 01:47